年明け早々に、某新聞であんな記事を読んでしまったらチャンカレに行きたくならないわけがない。
中毒症状を抑えきれず、欲望のままにチャンカレに行ってきた。

商標の変更理由や本店の移転拡大、カレー工場の移転など、記事で知ったり、想像できたりしたが、やっぱり今のチャンピオンカレーよりタナカのターバンが好きだ。

あのせまっくるしくて、食券片手にベンチに座って待ってる時間が好きだった。
自販機のボタン押した瞬間にカツが油に投入されるあのシーンが好きだった。
Lカツシリーズ以外を頼むと、店員に迷惑なんじゃないかと錯覚してしまうあの違和感が好きだった。
揚がったカツを気持ち良いリズムでカットして、なぜか一番端のカツをもう片方の端に持っていくあの意味不明な動きが好きだった。
トイレに行こうものなら戻ってくるのが先か、Lカツが出てくるのが先か勝負になるあの瞬間が好きだった。
早く食べて、さっさと出て行かないと、ほかの客に迷惑がかかりそうなあの雰囲気が好きだった。
店から出て行く時に厨房に向かって気軽に「ごちそうさま」と言える空気が好きだった。
閉店間際に行くと、店のシャッターが半分おろされていることすら好きだった。

学生時代好きだったあの店(空間)はもうない。
カレーもカツもあの時と同じ味だったが、明らかに空気が違っていた。
変わらぬ味に感謝しながらも、ちょっぴり寂しい帰り路なのであった…

3件のコメント on チャンカレ

  1. YO より:

    チャンカレに何があったんだ?

  2. チョコ より:

    いや、別に何もないというか…
    学生時代とは大きく変わってしまったというか…

    数年前に店がでかくなったのは知ってるんだっけ?

  3. YO より:

    店が大きくなったのははじめて聞いたよ。

    10年もたてば店も変わるし、俺たちも変わる。しかし、味は変わらないってのはいいね。
    …いかん、こんな時間なのに食いたくなってきた(笑)。

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