八重洲口の椅子に座って行き交う人の流れをぼーっと見ていた。

自分にはこの人の流れを10秒すら止めることはできない。
たった一人の人間、いや、自分のことすらもろくにコントロールできない人間にいったい何ができるのかとバカバカしく思えてきた。

他人がどう歩こうが、どう走ろうが知ったことかと。
失敗があるからこそと言うのであれば、つまずいたって、転んだって笑って見ていれば良い。
指を指して笑ってやるくらいの気持ちで。

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